近況

村山がベースに復活して、四国へ行ったり、龍大企画に出たり、東京へ行ったり(新生MOD LUNG最高)、熊本へ行ったり、札幌へ行ったり、と、bedを、いや、そもそもバンドをやってきて初めてなんじゃないか、と思うくらい各地でライブ出来たりしている今年。
その都度しっかり感想なんかをブログにしたためておけたら備忘録としても有用なのだが…。
なかなか出来ないもんで。

熊本はmy exと、札幌はOUTATBEROと。どちらも本当に気心の知れた楽しい仲間達とのライブだったので心地よく。
熊本に関しては、去年末にメトロで感染ライブ(盛り上がったなあ…)を見に来てくれていた女子男子の企画。一台のハイエースを借りて、my exと同行。夜走り→昼ライブ→泊まって朝一で帰路という弾丸だったにも関わらず(だからこそ?)もう道中から楽しすぎて…。まあほんとに気心の知れた人たちばかりというか、軽口を飛ばし合いながらのドライブは、さながら修学旅行の男子高校生のような。
熊本城を見たり、皆で銭湯に入ったり、満喫。

しかしながら特筆すべきはやはりライブで、大学の一室を会場にした企画、一日中降り続いた雨の中、最後まで本当に沢山のお客さんが最後まで見てくれて、リアクションをくれて、そして熊本のバンドの演奏も本当に素晴らしく、色々と感覚をリセット出来たり、更新出来たような、そんな企画だった。
早速Doit Scienceは京都に呼んじゃうし…!!
待っていてくれる人がいるんだな、とリアルに実感出来ることは、こうやって普段仕事したりしながらバンドをやっていると、日常と非日常の繋がりを再確認出来るというか、本当に有意義で力が湧いてくる。

その二週後には札幌。憧れ続けた地に、焦がれ続けた蝦名さん率いるdischarming manの企画で行ける、という幸せ。一泊二日の旅を最高のものにすることが出来た。
何よりも別便での行動だったものの、盟友で親友(勝手に言っちゃう)のOUTATBEROのライブも素晴らしかったし(そして当然のごとくだが素晴らしいリアクションがあった!)、久しぶりに見たディスチャのライブに背筋伸びっぱなしだった。
自分達の演奏も、ここまでやってきたことを、そして個人的には札幌への思いを、少しは投影出来たのかな、というライブで。
もちろん自分達の前に演奏してくれたバンドがみんな素晴らしく、場が暖まっていたのも多分にあるだろうけど(bedがスタートした時点で23:00!!アンコール終了時には24:00を軽く回っていた!打ち上げが126時開始…)、熱いレスポンスをいただける中で燃焼出来た。そして間違いなくその感覚をメンバー4人ともが共有できた、貴重な時間だったと思う。

去年の7月に2ndアルバムを出してから一年間。レコ発を終えて、ライブをシコシコやり続けてきたけれど、ジワジワと、時間をかけて、本当に少しずつ、半歩、一歩ずつかもしれないけれど、前に進んでこれた、その成果というと大袈裟かもしれないけれど、足跡みたいなものが、最近やっと感じられるようになってきた。すぐに浸透していかないような気がしていて最初は歯痒かったけれど、しっかり届いていたんだな、と時間をかけて、感じることが出来ている今は、本当に幸せな瞬間を沢山味わえている。
勿論ここから更に前に進んでいくことが重要で、その確信、自信は持ち合わせているつもり。

それにしても、夢のような時間を過ごせていると思う。始まりがあれば終わりがあるし、終わりがあれば、始まりがある。当たり前のことだけれども、終わったならまた始めるしかない。その区切りをつけるのは己自身で、終わらせるのか、続けていくのか、続けていけるのか、この葛藤は多くの人が抱えるものであるはずだけれど、大切なものを見失わず、涼しい顔して越えていきたい。
そういう時間を沢山越えてこれたおかげで、bedも少しは強くなれたのかな、と思えている。
多くの人の支えがあり、それを間近で直に見ることで出来るのだから。

このブログを書いている間にも、ウーピーズの閉店や、チャットモンチーからクミコンが脱退したり、様々なエポックが引いては押し寄せてくる。
ウーピーズに関してはまたあらためて書きたいが、年を取るとともに、時の流れに身を任せることも簡単にはなるけれど、振り返ると膨大な道筋が広がっていて。不感症になりたくない。
感じることを大切に、前に進みたい。

来月から3曲入りの7インチのレコーディングが始まるので、またここから次の一歩を踏み出していきたい。