feedbacker

fawn presents feedbacker、素晴らしい企画でした。
Still Dawn EPのレコ発と銘打ってくれていたものの当日までにEPが完売、ということで「完売御礼GIG」という形になってしまって申し訳ないです…。
この日に買おう、と思っていただいていた方もいらっしゃったようで…(後日無事購入されたようでよかったです)

fawnのギター新木君とベース金藤君はここ数年、ほぼ毎回ライブを見に来てくれる愛すべきばかちん達なのですが、そんな彼らがバンドをやっている、と。
昨年、金藤君がmy letter、CARD、bedで企画をやりたい、と言っていることを知り、「じゃあ企画したら?」とケツを叩かせていただきました…。
当初はfawnはまだライブを出来る状態じゃないから企画だけ、ということだったんだけど、せっかくなんだから自分のバンドが出た方がいい!と思っていたのでこのタイミングで4バンドで出来てほんとに良かった。

fawnには勝手にだけれども自分がバンドでライブとか企画をやり始めたときのような、昔の自分たちを見ているような感覚を覚えていて、そんな彼らが昨日、多分物凄く緊張しただろうけれど、企画をやりきり、演奏をやりきったことは、絶対に大きな財産になる、と強く感じた。
最初はみんなそこから始まったんだよな、と。そんな始まりの場所に呼んでもらえて、光栄でした。
これからのfawnに熱く熱く期待してます。

そんな思いの詰まった企画が素晴らしくない筈が無く、終始あたたかい空気に包まれた幸せな空間が広がってた。
アバンギルドで飲んだり食べたりしながら思い思いの形で盛り上がってる。いい光景だった。

my letterもCARDも機材トラブルが発生する中をものともせず乗り切るライブ。
この2バンドとの出会いもここ1,2年の大きなトピックだなーと実感。
どちらも今年中に正式なアルバムサイズの音源をリリースする予定、とのことで、確実にまた状況はステップアップするだろうな、と。
そういう状態にあるバンドは、見ていて気持ちのいいくらい強い。

bedもネクストを見据えてじっくりやってきたいな、と思いつつ、この日はゆっくり演奏させてもらいました。

去年の終わり頃から何度も言っているように、今まで共に歩んできた、と思ってきたバンドや、目標に、刺激にしていたバンド達が立て続けに活動をストップさせたり、形を変えたり、ピリオドを打ったりしてきた最近は、正直自分たちにとってはダメージが大きかった。
ひたむきに頑張って、前を見て進む、と言えば聞こえはいいけれど、そんな孤独の中でバンドを続けていけるほどストイックじゃないので、やっぱり周りの皆がいて、その顔を見ることが出来て、共に演奏することが出来るから、今でもバンドをやっているわけで。
前や横で一緒に歩いてる、と思ってた仲間達が、ふと気づくと皆いなくなって、自分たちだけになったのか…と、時にはそんな風に感じたこともあった。

でも3月10日に気づいたことは、歩みを止めてなかったら、また前や横に仲間は現れるんだ、ということで。
一度歩みを止めた仲間達にもまたどこかで出会えるんじゃないかな、と考えることにしました。

澤穂希ばりに背中を見せていきたいし、追いかけ続けたいし、ただただひたむきになど進めるはずはなく、後ろ振り返ったり、先の見えない前を見て絶望したり、横を見て切磋琢磨したり、羨望、嫉妬…色々な感情を抱えながら、でもこんなに沢山の感情を与えてくれるバンドと、これからも歩いていけたらな、と思いました。

本当にありがとう。

次は24日にnano!!次があるって幸せなことだ。