2012年

bedの2012年が終了した。

12月は駆け抜けました。
12.8、初めてのワンマンライブ。
この日は本当に最高の一夜になった。この日、この場所でしか生まれない空気、というのはいつもそうなのかもしれないけれど、やっぱり最高のお客さん、仲間に囲まれて演奏出来た、初めての経験になった。
名古屋で初めてのワンマンをやる、ということに関してはMCでも話した通り、音源を、bedを世に出すきっかけを作ってくれたのが名古屋だったから。だから絶対に名古屋でワンマンをやりたかった。その思いを込めることも出来たのではないか、と。
今までで一番長い時間、一番沢山の曲を演奏した。時には自分たちの音や声よりもお客さんの歌声が聞こえてくる瞬間があったりして。ほんとにバンド冥利に尽きる瞬間が次から次へと押し寄せてきて、感慨深さを通り超えるような感覚だった。とにかく、最高。
これで味をしめてしまったのでまた絶対やりたいな。

12.15、soraのラストライブ。
去年くらいからずーっと続いてきた、同世代の仲間たちの岐路。
soraが解散するということを聞いたのは去年の暮れ頃だったけれど、そこから1年間、彼らも走り抜けてきた。
soraとは色んな時間を一緒に過ごしてきて、八王子、吉祥寺、下北沢、渋谷、京都、大阪、愛媛…全国色んな土地で共演した。bedを一番東京に呼んでくれたのも多分soraだし、彼らの存在が無ければ今の自分たちは無かったかもしれない、と本気で思えるバンド。
で、多分そんな風に、soraのことを特別だと思っているバンド、お客さんは沢山いたんだな、と。
この解散ツアー、大阪に見に行って、京都で企画して、東京ファイナルに呼んでもらって。3回見たけれど、どんどん周りを巻き込んで、求心力を増して、バンドとして大きく、そして暖かくなっていった印象だった。
ラストライブは、神妙になりすぎず、soraらしく笑顔と涙が似合うライブで、やっぱり素晴らしかった。
MCでうっちーが「今日集まったバンドはみんな世代も近いし、ここまで続けてくる中で色々あったと思う。続けていくこと自体もだんだん大変になっていく」と言っていて、まさにその通りで、時間やお金や、環境や、色んな障壁がある中で、それでもバンドをなんとか続けていくことの意味とか、魅力ってなんなのか、ってこと。
最近よく考えるし、答えはないかもしれないけれど、こんな一夜があるなら、まだうちらももっともっと頑張っていかないとな、と思えた日だった。
soraのメンバー達が、「また戻ってこよう」って思えるような、そんな気持ちいい場所を作って待っていたいな、と思う。